アレルギー性皮膚炎(アトピー性皮膚炎)に牛乳は必要?

子供の頃から「牛乳は身体にいい!、カルシウムがたくさん、背が伸びる」って言われて飲むように薦められてきました。

 

実際、アスリートで背が高い選手に話を聞くと、「水代わりに牛乳を飲んでました!」って良く聞きますよね。

 

そうなんだろうと皆思っていますよね。だから、アトピーで牛乳が飲めないとなると、カルシウムは?背が伸びないのでは?って一瞬焦りますよね。

考える男の子

 

しかし・・ここからが衝撃の部分です(笑)

実は、牛乳を飲むとカルシウムは反対に体内からどんどん減って行くとしたら、どうしますか?

 

牛乳を飲むと体内の血中カルシウムの濃度が一気に上がるので、身体のセンサーが反応してしまい、余分なカルシウムをどんどん尿から排出するらしいのです。
加えて、牛乳は血液を酸化するので、中和作用としてカルシウムを骨から尿に回して排出するらしいのです。

 

そのため、必ずしも牛乳の摂取量がカルシウムの摂取量と比例するということは無いと考えるのが正しいらしいのです。




さらにアトピーにとって良くないのは、尿から排出される際にはマグネシウムも骨から溶け出してしまうのですが、マグネシウムが減少するとアトピーが悪化する重大要因になるらしいのです。

 

驚きです!牛乳を飲めばカルシウムを沢山摂れて、歯も丈夫に骨も丈夫に、背も伸びるというのはあまり関係無かったことになります。これだけでも十分衝撃なのですが・・・。
牛乳にはタンパク質が豊富というイメージがありますよね。生乳から精製するカゼインの粉末は所謂プロテインで筋肉を効率よく付けたい際に高いお金を払って飲みます、飲んでました。

 

しかしです、牛乳タンパク質は凄く細かい分子で、体内でちゃんと分解処理される前に腸壁をすり抜けてしまうことが多いらしいのです。
そうするとどうなるか。牛乳タンパク質はカルシウムと結合している為、体内の免疫機能では異種タンパク質と認識し排泄させる信号を出すのです。これが、腸粘膜が未発達な子供に起きる「牛乳アレルギー」になるとのこと。

 

牛乳が嫌いな子は結構いましたよね。それは単なる好き嫌いではなく、このようなアレルギーや先天的に異物の侵入と判断する身体のメカニズムから来ていたとすれば、「飲みなさい!」と強要するのは単なる牛乳信者のエゴになりかねない行為だったことになります。